オリックス大久保勝信投手(34)が今季限りで現役引退することが1日、分かった。球団フロント入りが濃厚だ。00年ドラフト2位で入団。1年目の01年から抑えを任された。同年9月26日の近鉄戦で北川(現オリックス)に代打逆転満塁サヨナラ優勝決定弾を浴びたことで有名だが、この年は53試合に登板し7勝5敗14セーブ、防御率2・68。堂々の成績でチームでは6年ぶりの新人王に選出された。

 右ひじ手術の影響で03年は登板ゼロ、04年も復帰登板の1試合のみに終わったが、05年から再び守護神として復活。11球団すべてからセーブを挙げる22セーブ、防御率1・60と好成績を残した。ただ肩や足の故障の影響もあって、07年以降は抑えでの出番が激減。それでも昨年は入団年に次いで多い47試合に登板した。今季にかける思いは強かったが5試合に終わり、5月下旬から2軍調整が続いていた。

 [2010年10月2日10時35分

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