阪神真弓明信監督(57)が、秋季キャンプでの新戦力の台頭を期待した。29日、キャンプ日程と参加メンバーが発表された。投手と野手11人ずつの総勢22人は真弓阪神3度目の安芸キャンプで最少となった。今季は故障で出番のなかった左腕・岩田を除けば若手主体のメンバー。指揮官は「とにかく絞りがいがある選手やね。(安芸に)いって目を引くような選手が出てくればいい」と話した。

 少数精鋭を鍛える。昨季は参加した鳥谷、平野ら主力クラスはメンバーに入らないで若手が中心。1軍出場経験がない森田、甲斐、橋本も帯同する。指揮官はキャンプ中のメンバー入れ替えを否定した上で「基本練習やね」と口にした。

 キャンプは11月1日から17日までで休日は4日、8日、12日。当初は10月31日が初日だったが、大型台風14号の接近に伴って空路の安全を確保するために1日遅らせた。迅速に対応したチーム関係者は「選手に不安を感じさせるわけにはいかないので」と説明した。

 [2010年10月30日11時57分

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