セキさん、勝負-。阪神能見篤史投手(31)が7日、沖縄・嘉手納町での自主トレプランを披露した。10日に沖縄入りして西武藤田に加え、初めて関本、小宮山とも汗を流すが、その内容は打撃投手の名を借りた打者とのガチンコ対決だ。

 能見

 最初は肩慣らしをして、変化球も入れていきます。最後はゲーム形式で1回表からやる。8割ぐらいの力でいきますよ。

 2・1を前に真剣勝負だ。過去2年は狩野らと沖縄自主トレを行った。だが狩野が昨年11月に椎間板(ついかんばん)ヘルニアの除去手術を行って不参加が決定。1月の自主トレ期間中に打席に立ってくれるチームメートを探していた。

 能見

 ちょうどセキさん(関本)とコミ(小宮山)がやっている。相手をしてもらえないですか、とお願いした。打者がどう反応するかが僕にとって勉強になるし、打者も生きたボールの方がいいかなと思って。

 能見の沖縄自主トレは自己最多14勝を挙げた09年シーズン前からで3年連続3度目の恒例行事。今回は巧打者関本を抑え込んでキャンプインに弾みをつける。

 能見

 験担ぎじゃないけれど、そういうものは継続していきたい。(成績が)いい方向にいっているので。2月1日からキャンプインなのでしっかり投げられるようにするのが目標。

 元日は神戸市内の海岸を走ってスタートを切っていた。沖縄入り後はそのまま現地に滞在する予定。がっちりと体をつくってキャンプを迎える。【益田一弘】

 [2011年1月8日11時23分

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