横浜のドラフト4位ルーキー小林寛投手(22=大阪学院大)が、初の実戦で力強い投球を見せた。17日の紅白戦の3番手として登板すると、いきなり連打を浴び無死一、二塁。しかし「走者が出てから落ち着いた」と、後続を3者凡退に切って取り、マウンド度胸を首脳陣にアピール。2回を3安打無失点だったが「今日抑えたのはたまたまです。一番大事な直球が決まらなかった」と反省。こだわりを持つ直球の制球力アップを課題に挙げた。

 大学4年時から、江夏豊氏と同じメーカーのクラブを使用。試合前には、視察に訪れていた同氏から激励された。「すべての面ですごい投手。直球は速いし、制球もいい」と目指すスタイルと重なる大投手と初対面を喜んだ。最速148キロの直球に磨きをかけ、開幕1軍を勝ち取りにいく。

 [2011年2月18日9時12分

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