<楽天0-2西武>◇6日◇Kスタ宮城

 楽天の正捕手嶋基宏(26)が3回、クロスプレーで負傷し途中交代した。1死二塁の場面で、西武片岡が左前打。二塁走者の大島が生還を試みクロスプレーとなった。大島のスライディングが、ブロックしていた嶋の左足下部を通過。自力歩行ができず、担架で退いた。

 嶋は仙台市内の病院で精密検査を受けた。診断は「左前脛骨(けいこつ)筋打撲」で、骨に異常はなかった。試合後は「明日も大丈夫です」と気丈に話した。7日の出場は様子を見て決め、ファームから伊志嶺を呼び待機させる。試合はアクシデントが響いた格好。捕手が中谷に交代した直後、先発田中が西武栗山に2ランを打たれ、そのまま決勝点になった。主力の故障離脱は何としても避けなくてはならない陣容。大事に至らなかったことが救いだった。ストレスのたまる展開で勝率5割。星野監督は今季初めて無言で引き揚げた。