オリックス岡田彰布監督(54)は96年以来のリーグ優勝を予告した。シーズン中は選手に余計な意識を持たせないよう「アレ」と言い換えてきた。3年契約の最終年となり「勝つこと、優勝することがうれしくなるチームになってきたと思うよ」と自然と口にした。

 昨年は最終戦に敗れ、勝率1毛差の4位。選手の涙を見て「振り返ったら分岐点になる。これから先プラスになる」と確信した。今季は李大浩(イ・デホ)らが加わる。「選手も周りの選手の力量、見とる。優勝、優勝と言うても選手がこれで勝てるんやろかと不安があると勝てん。(大切なのは)みんながこれで優勝できると(イメージを)描けるかよ」と話した。開幕カードは杉内、和田、ホールトン、川崎の抜けたソフトバンク。岡田監督は「ローテに入って2桁勝つ投手が3人抜けたのは現実。こっちに風を吹かせなアカン」と必勝を誓った。