ナカジに挑戦状!

 ソフトバンク帆足和幸投手(32)が西武中島裕之内野手(29)とのガチンコ勝負を予告した。14日、熊本・山鹿市内での自主トレを公開。西武に残留した同期入団の好打者への思いを口にした。

 「また出ていくのでしょうけど1年間は楽しみができた。アイツとはガチ勝負。年は違うけど同期入団なんです。配球を読んでくるタイプと違う。だまさないと抑えられない」

 互いに新天地での活躍を約束しあった。しかし帆足がFA移籍する一方、中島はヤンキースへのポスティング移籍が破談。皮肉な運命で生まれたガチバトルに「栗山、中島、中村。いい打線ですね。西武と優勝争いしたい」とやりがいを感じる。

 西武では漫画「ワンピース」を愛するワンピース会の会長だった。登場人物のフィギュアをはなむけにくれた石井一ら投手陣との投げ合いも楽しみだ。

 主力が抜けた先発陣の柱になるため夏バテ防止を掲げる。自主トレでは肩周辺のスタミナ増へ広背筋を鍛えている。初の200イニング、2年ぶり2ケタ勝利といった目標に反応しながらも「今年がだめだと僕が行った意味がない。連覇が目標」と狙いは1つ。立ちはだかるであろう同期をねじ伏せる。【押谷謙爾】