ヤクルト小川淳司監督(55)の来季続投が今日10日発表される。衣笠剛球団社長兼オーナー代行は9日、ハードオフ新潟で行われたヤクルト-巨人の試合後に同監督と会談し、来季続投を要請した。小川監督は今季が2年契約の最終年となっている。現在は4位だが、2年連続のCS進出に向けて、3位広島に1ゲーム差に迫る。開幕直後は首位を快走したが、けが人続出で優勝争いからは後退。現在も相川、畠山、松岡らが離脱しているが、適材適所の選手起用でCS争いに踏みとどまっている。

 衣笠社長は巨人戦前に取材に応じ「心情的には、今までの実績と、今年はけが人が続出したことを考えると、監督の力量とは違う部分でかなり大きなマイナス材料があった。それをそのまま今の成績が監督の責任ということにはならない。そういった意味では、将来的には、という基本的な考え方としては以前からある」と話していた。