阪神のブルックス・コンラッド内野手(33)が再び2軍落ちすることが29日、分かった。今日30日にも出場選手登録を抹消される。コンラッドは開幕から調子が上がらず、4月22日に2軍へ降格。5月19日の再昇格後も7打数1安打1死球で5三振と、復調にほど遠い状態だった。2度目のファーム行きは、首脳陣が戦力として厳しいと判断したことを物語っている。

 中軸構想もあった両打ちのスラッガーが、打率1割7分5厘では寂しい。特に得点圏では11打数無安打で打点は0のまま。練習熱心さとファイトあふれるプレースタイルは高評価だが、いかんせん成績が振るわなかった。

 交流戦では右の指名打者として期待されたが、アピールすることはできなかった。1軍の外国人選手は最大4人で、新加入右腕のボイヤーがビザ取得できれば誰かが1軍から外れることになる。愛すべきコンちゃんが、いよいよ土俵際に追い込まれた。