オリックス糸井嘉男外野手(32)が秋季キャンプに志願参加することになった。主力選手の参加は超異例だ。今季141試合に出場し、打率3割、自己最多の17本塁打、33盗塁をマークした超人が若手選手の見本となり、名実ともにチームを引っ張る。

 メジャーの夢をこのオフは封印し、秋から来季を見据える。近い関係者に「夢はある」と話すなど、ポスティングでのメジャー移籍を夢見るが、球団は認めない方針を固めている。海外FAを取得するのは、最短で17年。あふれるエネルギーを高知で発散するはずだ。

 超人には伸びしろがある。森脇監督も「ポテンシャルで言うと50盗塁できるものがある」と話すなど、身体能力を生かせば、さらなるレベルアップが可能。全員参加の昨年から一転し、少数精鋭で挑む秋季キャンプが、14年シーズンのスタートとなる。