日本野球機構(NPB)は9日、「マツダオールスターゲーム2014」(7月18、19日)のファン投票の第1回中間発表を行い、パ・リーグ先発投手部門で日本ハム大谷翔平投手(19)がトップに立った。外野部門では、陽岱鋼(27)が2位、中田翔(25)が3位で選出圏内につけた。中間発表は20日(土、日曜日を除く)まで行われ、27日に最終結果が発表される。

 パ・リーグ先発投手部門1位になった日本ハム大谷は、「見たいと思われているということはうれしいです。すごく幸せなこと」と喜んだ。外野手で選出された昨年は、第1戦で投手から外野へまわり、第3戦でも適時打を放って特別賞を受賞した。「まだ中間発表なので、出られるかはわからない。まずはあさって(先発予定の11日巨人戦)の試合を頑張りたいです」。2年連続出場へ向けて、気を引き締めた。

 その巨人戦へ、この日はブルペンで51球を投げた。4日の広島戦で左足首を捻挫してから初めての投球練習だったが「(患部は)大丈夫です」と不安を払拭(ふっしょく)した。前回は160キロをマーク。さらに期待は高まるが「(スピードを)求めてはないけど、持ち味ではある。(球速が)出ない日の方が多いし、出なくても、抑えられればいいです」と冷静だった。