<ソフトバンク6-4日本ハム>◇10日◇ヤフオクドーム

 日本ハムは、大谷翔平投手(20)でも止めることができず、今季ワースト7連敗を喫した。連敗ストッパーを託された大谷が撃沈。同点の5回に代打松中に決勝打を浴びるなど自己ワーストタイ9安打5失点。変化球主体の投球で、プロ入り最多130球も3敗目を喫した。2桁勝利に王手をかけ3戦連続で足踏みし、2年目で自身初の連敗。いらだち、すべての質問に「特になかったです。関係ないです」。

 最大の武器が、前面に出ることはなかった。「全体的に…(良くなかった)」。敬遠気味に外した2球を含め、この日最速が158キロだった直球は59球のみ。32打者に、初球に変化球が20度。松中には全3球、変化球でカーブを痛打された。強力打線が相手ではあるが「それ(怖さ)は今日はあまり感じなかった。今日に関しては僕のアレ(問題)なので…。関係ないです」。負けず嫌いの20歳、161キロ右腕は言い訳せずに次回の雪辱を胸に秘めた。