<ロッテ4-2オリックス>◇19日◇QVCマリン

 オリックスが手痛い星を落とした。首位ソフトバンクが負けたその日に、歩調を合わせるようにロッテに惜敗。勝てば逆マジック点灯に王手をかけるところだったが、チャンスを逃してしまった。

 今季2度目の先発近藤一樹投手(31)が、3回途中3失点でKO。期待に応えられなかった。前日の試合を5回からの必勝リレーでモノにしたが、この日は終始ビハインド。マエストリや比嘉が踏ん張ったが、勝ち越して最強救援陣を繰り出すパターンに持っていけなかった。

 前日の勝利で、急きょ観戦を決めた宮内オーナーの前で悔しい黒星。ソフトバンクも敗れたが、森脇浩司監督(54)は「途中経過も見ていないよ」と無関心。「切り替えて、相手どうこうではなく、勝つことだけ考えていきたい」と前を向いた。1試合の重みがぐっと増すシーズン最終盤。ここが最後の勝負どころだ。

 ▼ソフトバンクは今日20日の西武戦に勝ち、オリックスがロッテに敗れると優勝マジック6が点灯する。一方、オリックスはロッテ戦に2勝か1勝1分け、ソフトバンクが西武戦に2連敗で明日21日にM10が出る。