ヤクルト川端慎吾内野手(27)が3月10、11日に欧州代表との強化試合を予定している侍ジャパンの候補メンバーにリストアップされていることが4日、分かった。日本代表の小久保裕紀監督(43)はこの日、沖縄・浦添キャンプを視察。昨秋に侍に初選出された山田と、昨秋は脇腹痛で辞退した小川に加え、左の強打者の川端と、ヤクルトから3人の候補が浮上した。

 川端は13年に日本代表に初選出し、台湾との強化試合では3試合に出場。チームでは昨季、打線の中軸を託された。出場142試合で、打率3割5厘、177安打、10本塁打をマークした。中距離打者としての存在感を示し、再度チャンスが巡ってきた格好だ。

 今季は、全試合出場と首位打者を目標に掲げている。1年間戦い抜く体を手に入れるために、今オフは体幹トレーニング中心のメニューをこなした。瞬発系ではなく、持久系の筋肉を鍛えるためウオーキングにも精を出した。磨き上げた体で、プロ10年目となる節目の年を迎える。「僕なんかは無理だと思います」と謙遜したが、「もちろん選ばれたら頑張ります」と意気込みを口にした。