<東京6大学野球:立大4-1慶大>◇第6週最終日◇17日◇神宮

 今秋ドラフト1位候補の慶大・伊藤隼太外野手(4年=中京大中京)が、大学初の1試合3三振を喫した。立大左腕の小室正人投手(3年=日野)の前に4打数無安打に倒れ、チームも散発4安打で敗れた。

 27日のドラフト前最後の試合で、伊藤が屈辱を味わった。ボール球の外角スライダーに手を出し、1打席目から連続3三振。最後はスライダーに対応したものの中飛に倒れた。春秋連覇を狙うも勝ち点1のまま。「自分に関して言えば、完全に力不足」と表情は硬く足早に球場を去った。打率も2割8分6厘と下降した。それでも視察した阪神池之上西日本統括スカウトは「この秋は打っていないかもしれないが、今までの実績があるから」と話し、評価は不変とした。