3月のWBCで3大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパンは16日、メジャー4選手をのぞき、代表メンバーが宮崎に集結した。17日から28日まで、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で強化合宿に臨む。栗山英樹監督(61)は宮崎空港で約200人の歓迎を受けた。村上宗隆内野手(23)佐々木朗希投手(21)ら沖縄キャンプ組も空路、宮崎入り。多士済々、30人の侍たちの縁を相関図で紹介する。意外なつながりが見えてくる!?

豪華な侍戦士30人がそろった。最年長のダルビッシュ、同じ94年組の大谷、鈴木ら5人のメジャー組が中心になる。大谷は日本ハムの背番号11の先輩で憧れのダルビッシュと初めて共闘。日本ハム時代にバッテリーを組んだ近藤をきっかけにチームになじみそう。ダルビッシュは興南(沖縄)時代の宮城をSNSで大絶賛。初対面する。

世代別では、日系人で初の侍入りとなるヌートバーは高橋奎、伊藤と同じ97年組。最多は山田、源田、甲斐、大城卓の92年組だ。出身地別では、沖縄が最多の3人。山川と大城卓は1学年違いで中学のクラブチームが一緒だった。

チームの垣根を越えた関係性がある。ダルビッシュは今オフ、伊藤に弟子入りされてともに米サンディエゴで自主トレ。高橋宏は山本に弟子入りした。鈴木、吉田、村上、岡本和は昨年12月に高級すしで舌鼓を打った。昨年11月の強化試合後には、U18日本代表時代から仲良しの佐々木朗と宮城に最年少の高橋宏も加わり若手トリオで会食した。

意外なつながりもある。山本は都城(宮崎)時代に戸郷の兄と同学年の友人で、戸郷のこともプロ入り前から知っていた。近藤は横浜高時代に神奈川県大会決勝で松井裕がいる桐光学園に勝利。甲子園に導いた。音楽つながりでは歌手のあいみょんのファンである佐々木朗、山川、村上、松井の4人が、そろって登場曲に使用している。

【写真速報】ダルビッシュらWBC日本代表 キャンプ地に続々集結