侍ジャパン佐々木朗希投手(21=ロッテ)が4回途中66球で、球数制限のルールによりマウンドを降りた。3回2/3を2安打8奪三振2四球1死球1失点(自責0)のWBCデビューとなった。最速は初回の164キロだった。

4回は先頭の6番ムジークに対し、4球ファウルで粘られたが、最後は144キロの外角低めフォークで空振り三振を奪った。7番の左打者エスカラには1-2から力を入れた162キロ直球がひっかかり、打者の内角へ。打者がよけきれず、軸足の左膝内側に直撃し死球となった。

続く8番スモラには144キロフォークで、この日8個目の奪三振。制限の65球を超えたため、2番手の宇田川優希投手(24=オリックス)にマウンドを託した。

東京ドームの大観衆から大きな拍手と歓声を浴びてたたえられた。ベンチで待つ仲間とハイタッチを重ねて、帽子をとり汗を拭った。

◆佐々木は大谷超え 佐々木が大リーグの測定システムで最速101・9マイル(約164キロ)を計測した。1回、3番フルプの打席で、左二塁打の1球を含めて2球あった(球場表示の164キロは1球)。大谷のメジャー最速球は、昨年9月10日アストロズ戦でマークした101・4マイル(約163・2キロ)。佐々木は0・5マイル(約0・8キロ)上回ったことになる。オープン戦の参考記録では、大谷は21年に最速101・9マイル(約164キロ)を計測した。

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