3回2/3の佐々木朗希投手(21=ロッテ)が勝利投手で、5回を投げた宮城大弥投手(21)がセーブなのは、なぜ?

侍ジャパンがチェコに逆転勝利し、無傷の3連勝を飾った。

先発の佐々木朗希投手(21=ロッテ)は、3回2/3を投げて2安打1失点(自責0)。球数制限の65球を超えたため、イニング途中で降板した。

一方で5回から登板した3番手の宮城大弥投手(21=オリックス)は、5イニングを投げて2安打1失点。試合を締めた。発表された勝利投手は佐々木で、宮城にはセーブがついた。

シーズン中の公式戦であれば、先発投手は責任回数の5イニングを投げなければ勝利がつかず(コールドなどをのぞく)、それよりも早く降板した場合は「勝利をもたらすのに最も効果的な投球を行ったと記録員が判断した1人の救援投手に、勝投手の記録を与える」と、公認野球規則(9・17のb)に記されている。

つまり、この日の試合がシーズン中の公式戦であった場合は、宮城に勝利投手が記録されていたとみられる。

だが同規則には「選手権試合でないオールスターゲームのような場合には、本条(b)は適用されない。このような試合の勝投手の記録は、勝チームが試合の最後までリードを保ったときには、そのリードを奪った当時投球していた投手(先発あるいは救援)に与える」(9・17のe)と明記されており、球数制限がある今大会もこの項目に準じて記録がつけられ、佐々木が勝利投手となった。

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