侍ジャパンが世界一奪還を目指すワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕投手は、ロッテ石川歩投手(28)が濃厚になったことが17日、分かった。3月7日の第1ラウンド初戦、キューバ戦(東京ドーム)は、当初日本ハム大谷翔平投手(22)が先発予定だったが、右足首痛で出場を辞退。小久保裕紀監督(45)を中心にローテーションを再編し、昨季14勝(5敗)を挙げた安定感抜群の右腕に、白羽の矢を立てたとみられる。

 ◆石川の代表戦VTR 16年11月に行われた強化試合で初めて侍ジャパンのメンバーに選ばれ、同12日のオランダ戦に先発。初回は3者凡退の滑り出しも、2回は先頭打者に死球を与えると2本の適時打を許すなど3失点。3、4回は安打を打たれながらも無失点に抑え、この回で降板した。4回78球を投げて6安打3失点、6奪三振の内容で、勝敗はつかなかった。