WBO世界スーパーウエルター級6位亀海喜寛(34=帝拳)が初の世界戦で、4階級制覇王者ミゲル・コット(36=プエルトリコ)に0-3の大差判定で敗れた。

 コットはリング上で「亀海はタフだった」とたたえ、肩を抱えた。1年9カ月ぶりのブランクが心配されたが、終盤まで軽快な動き。的確な打撃の精度も落ちなかった。試合後には12月に1試合戦って引退するとあらためて明言。パッキャオも育てた名トレーナーのローチ氏は「いままで見た選手で最もタフ」と驚いていた。