日米マット界で活躍し、18日に肺炎のため63歳で亡くなった米国人プロレスラー、ビッグバン・ベイダーさん(本名=レオン・ホワイト)の死を、盟友のスタン・ハンセン(68)が悼んだ。ハンセンは、90年2月の新日本東京ドーム大会で、ベイダーさんと一騎打ち。その後、全日本ではタッグを組み活躍した。「びっくりしたよ。本当に悲しい。本当にタフなやつで、底知れない力を持っていた。すばらしい選手だったよ」と話した。

 ベイダーさんは、新日本のIWGPヘビー級王座、全日本の3冠ヘビー級王座両方を外国人として唯一獲得し、日米で人気を誇った。1カ月前から重傷の肺炎にかかり、懸命な闘病生活の末亡くなった。公式ツイッターで発表したのは息子のジェシーさんで、ハンセンは「オレの息子セイバーと子ども同士が同じ年代で親近感もあった。本当に切ないよ」と話した。(デーブ・レイブル通信員)