発送用の段ボール箱が、会場で思わぬ存在感を放っている。今場所から土産物やグッズの発送サービスは佐川急便からヤマト運輸に変わり、箱には取組の写真に加え、クロネコや日本相撲協会のイメージキャラクターをあしらった愛らしいデザインが施された。来場者の目を引き、SNS上で「かわいい」「欲しい」といった声が上がり、単なる梱包(こんぽう)資材の域を超えた人気を集めている。

ヤマト運輸の関係者によると、段ボール箱そのものを買い求めるファンや、記念に写真へ収めるファンもいるという。箱は2種類あり、キャラクターをあしらったものが大きめで、取組の写真が入ったものはひと回り小さいサイズ。「段ボールを見て足を止めてくれる方もいます。日本相撲協会さんと一緒に場所を盛り上げていければ」と話した。現状では両国国技館での限定販売となっている。

クール宅急便にも対応しており、発送される品では、焼き鳥やあんみつが人気という。観戦後に手土産を自宅へ送るサービスは、すでに大相撲観戦の楽しみの一つ。その段ボール箱がいま、“運ぶための箱”から“持ち帰りたくなる記念品”へと変わりつつあり、会場の余韻までファンのもとへ届けている。【山田遼太郎】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

国技館焼き鳥。焼き鳥3本、つくね2本入っている(2023年撮影)
国技館焼き鳥。焼き鳥3本、つくね2本入っている(2023年撮影)
国技館焼き鳥(2023年撮影)
国技館焼き鳥(2023年撮影)