K-1スーパー・ライト級王者の山崎秀晃(33)が3月21日、不可思(29)と対戦する。

有明・東京ガーデンシアターで開催の日刊スポーツ新聞社後援「ケイズフェスタ4」Day1で、ノンタイトルの同級スーパーファイトを行う。主催のK-1実行委員会が3日、都内で発表した。

山崎は昨年9月22日のK-1大阪大会、安保瑠輝也が持っていた同級ベルトの奪取に成功した。18年12月に年間ベストバウトとなった試合の延長戦では、瑠輝也のハイキックに沈んだ。その雪辱を1回KOで果たすとともに、悲願のK-1タイトルを獲得した。

初対戦となる今回の相手は、その瑠輝也と昨年3月にタイトル戦も経験(判定負け)している不可思。12月のK-1両国大会で元Krush同級王者の鈴木勇人に逆転KO勝ちして、勢いに乗っている。

山崎はコロナ禍でトレーニングできない時期、山を走るなどしてきた。その練習方法は、通常のトレーニングができるようになった現在も追加で取り入れ、「心拍数は若い時より向上している」。試合時は34歳となるが、「年齢的な心配はない。山崎にしか見せられないものを見せる」と胸を張った。

対する不可思は「タイトルがかかっていようが、いまいが、倒すことに変わりはない」とKOでの番狂わせを狙っている。