ボクシングの元WBA・WBC世界ヘビー級王者レオン・スピンクスさんが5日に死去したと6日(日本時間7日)、米ESPNなど複数の米メディアが報じた。67歳だった。14年には体調を崩し、手術を受けて入院。最近5年間は前立腺がんで闘病生活を送っていたという。

米ミズーリ州セントルイス出身のスピンクスさんはアマチュア時代の1976年モントリオール・オリンピック(五輪)でライトヘビー級で金メダルを獲得後、77年にプロ転向。78年には、プロ8戦目で同級王者ムハマド・アリに挑戦し、判定勝利を収めて世界王座を奪取した。86年にはアントニオ猪木との東京・両国国技館で異種格闘技戦に臨み、フォール負け。95年には現役を引退し、97年には米ネバダ州のボクシング殿堂入りを果たしていた。