13日に行われたRIZIN28大会で、クレベル・コイケに敗戦後、引退をほのめかしていた朝倉未来(28=トライフォース赤坂)が、一夜明けた14日、自身のインスタグラムで「少し休んで、また頑張ろうかな。朝倉未来は最強でないといけない」と現役続行を示唆した。朝倉は前日の試合について「結果はついてこなかったけど、努力はしてきたので、試合をしたことに対する悔いはない」と振り返った。

試合後の会見では「引退も含めて考える」と話していた。これを聞いた弟の海は「自分としては続けて欲しいと思っている」と話し、那須川もSNSで「年下の僕が言うのもなんですが、まだまだこれから。成長している限り終われない、終わってほしくない」と思いをつづっていた。また、榊原CEOは「真っ向勝負を挑んだ未来に胸打たれた。辞めさせるつもりはない。しばらくしたら熱烈なラブコールを送りたい」と再起を促していた。

朝倉は13日の試合でメインでクレベルと対戦し、打撃戦で挑んだが、寝技の得意な相手に捕まり、2回1分51秒、三角絞めで、プロ初の一本負けを喫していた。昨年11月にフェザー級王座決定戦で斎藤に敗れ、現時点ではベルト戦線からは後退しているため、すぐにタイトルマッチとはいかないが、榊原氏は「外国人選手が入ってくればまた環境も変わってくる。悔しい思いを晴らしてあげたい」と、今後もサポートしていく考えを明かしていた。