ボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(23=M.T)が9日、米トゥーソンでの前日計量をクリアした。中谷はリミットより300グラム軽い50・5キロ、挑戦者の同級1位アンヘル・アコスタ(30=プエルトリコ)はリミットの50・8キロでクリアした。
計量後にフェイスオフとなり、173センチの中谷が10センチ低いアコスタを見下ろし、約20秒間にらみ合った。最後はグータッチで健闘を誓い合った。
アコスタと初対面だったが「小さかったが、アップライトに構える選手なので、当てづらさとかは感じないかなと思う。フェイスオフで相手の気持ちが伝わってきた。少し長くなったが、明日に向けてさらに集中していける」とコメントした。
計量後には応援に駆けつけた家族が持参した、恒例のうなぎを食べた。「栄養補給もバッチリです!」。10日の試合はカジノにある屋外円形劇場でゴングとなる。5000人の入場券はすでに完売。中谷は米国でプロでは初の試合で、名前を売る第1歩となる。
メインのWBC世界スーパーフェザー級は同級王者オスカル・バルデス(30=メキシコ)がリミットの58・9キロ、同級14位ロブソン・コンセイサン(32=ブラジル)は58・8キロでパスした。バルデスはドーピング検査で陽性反応を示したが、WBCは制裁金などを課すも試合を認可。多くの批判を浴びて、物議を醸している。五輪経験のある両者はアマで1度対戦し、リオ五輪金メダルのコンセイサンが勝っている。

