プロボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が6月7日、さいたまスーパーアリーナで、WBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との王座統一戦に臨むことが30日、発表された。

19年11月、さいたまスーパーアリーナで開催された階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝以来約2年7カ月ぶりの再戦となる。30日、井上は都内のホテルで対戦発表会見に臨んだ。

井上-ドネア戦は4月9日のWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(帝拳)-IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦のビッグマッチに続き、Amazonプライム・ビデオで生配信される第2弾カード。会見に同席した所属ジムの大橋秀行会長は「4月9日に村田-ゴロフキン戦のビッグマッチが行われますが、そのバトンを引き継ぎ、厳しい、激しい試合になりますが、勝者は井上尚弥に必ずします」と力強く宣言した。

既に世界挑戦経験もあるフィリピン人のゼネシス・セルバニア(30=カシミ)を招き、井上のスパーリングをサポート。さらに井上の希望を受け、4月から日本スーパーバンタム級ユース王者津川龍也(21=ミツキ)も招き、ドネア対策を敷くという。

大橋会長は「津川選手は新ユース王者で素晴らしい試合をしており、尚弥もぜひ呼んでもらいたいと。外国人は入国の確認をして大丈夫なようならばスパーリング相手を呼びたいと思います」との方針を示した。