WWEヘビー、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズが挑戦者の前WWEヘビー級王者ブロック・レスナーから3連勝を挙げた。

ラストマン・スタンディング形式(10カウントのKO決着のみ)防衛戦で激突し、22分55秒、KO勝利で防衛成功。21年10月のクラウン・ジュエル大会のユニバーサル王座戦、今年4月のレッスルマニア38大会での王座統一戦に続き、レスナー戦3連勝を飾った。

巨大なトラクターで登場してきたレスナーからゴング前の奇襲からスープレックス3発を浴びたレインズだったが、一派の顧問ポール・ヘイマンが「ちょっとまってくれ」と懇願されて油断すると、その隙にレインズのサモアンドロップでテーブルにたたきつけられた。リングに戻ると、さらにスーパーマンパンチやスピアーで反撃した。

レスナーにF5や前方裸絞めで攻められ、トラクターでリングごと持ち上げられて調子を狂わされた。この衝撃で場外に落ちてピンチに陥った統一王者だったが、味方セコンドのウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)やヘイマンの介入で好機をつかみ、レスナーにスピアーをたたき込んでしのいだ。

この攻防で両者ダウン状態となると、レインズは王座権利証入りブリーフケースを持ち込んできたセオリーに襲われた。しかしセオリーは立ち上がったレスナーのF5を浴びて撃沈。この直後、レインズはブリーフケースでレスナーをめった打ちにした。何度でも立ち上がってきたレスナーに動揺したものの、レインズは最後にWWEヘビー級王座、ユニバーサル王座のベルトで殴打。鉄製ステップ(階段)や破壊された解説席、パイプいすなどをレスナーの上に乗せ、10カウントを奪ってみせた。

暴走状態だった「野獣」レスナーから何とか10カウントを奪取して2本のベルトの防衛に成功。これで統一王者レインズは、前日のスマックダウン大会で次期王座挑戦権を獲得したドリュー・マッキンタイアと9月3日、英カーディフで開催されるWWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル大会で防衛戦に臨むことが決定した。