プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)-WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)戦は13日、東京・有明アリーナで開催される。

世界で9人目となる4団体統一王者が誕生するビッグマッチで、井上は日本初、アジア初、バンタム級初という4団体統一の記録を狙う。現役王者をすべてKOで倒し、ベルト4本を獲得できるかにも注目が集まる。

海外のブックメーカー(賭け屋)のオッズでは、井上が有利となっている。英大手ウィリアムヒルは、井上の勝利に1・02倍がつけられ、バトラーは15倍と大きな差がついている。

なお引き分けは26倍がつけられた。

井上のKO勝利ラウンド予想は1~3回が1・5倍で1番人気、4~6回が3・75倍で2番人気、7~9回は13倍、10~12回は21倍とはね上がっており、9回までには試合決着するだろうとの予想が中心。

なお井上の判定勝ちは10倍となっている。

一方、バトラーのKO勝利ラウンド予想は1~3回、4~6回、7~9回、10~12回はいずれも67倍。判定勝ちは34倍といずれも人気がない。

計量パス後、井上は「いろいろと作戦はある。(1回からスピード、パンチ力が)火を吹く作戦もあるし、もちろん様子を見る作戦もある。リングに上がって向かい合って見て直感力で攻めていく。バトラーの戦略は大体何となく。決められたボクシングがある。自分には決められたボクシングがないので、いくこともできるし、様子を見ることもできる。それは明日、向かい合ってからどう攻めていくか」とバトラー次第で試合展開を決める方針を示していた。

【井上尚弥vsポール・バトラー ライブ速報】はこちら>>