「美しきドブネズミ」こと平本蓮(24=剛毅會)が、RIZIN初代フェザー級王者の斎藤裕(35=パラエストラ小岩)に敗れた。

試合は3回までもつれる展開。判定で1-1と分かれ、最後のジャッジが「斎藤」を支持し、敗戦が決まった。

MMA3連勝を逃した。判定での敗戦となったが「全然悔しくない。また次の試合にすぐ出ます」と前を向いた。「負けたとは思っていない。天才だな、と思った」と自身への絶対的な自信が崩れることはなかった。

判定で1-1と分かれ、最後のジャッジが「斎藤」に入ると、戸惑いのような、驚いた表情を見せ、落胆した。この試合に向けて「平本GOD蓮を見せられると思います」と話していた中、神懸かった試合とはならなかった。

幼なじみの“神童”那須川天心がリングサイドで試合を見つめる中での敗北。新たな神話をつくるため、ドブネズミは、またはい上がるだけだ。

平本のコメントは次の通り

「勝ちに徹しすぎたのが敗因。ただこの4カ月間、チームの岩崎先生とか大塚コーチとかとやってきた練習は全くもって無意味じゃなくて、自分を進化させてくれた日々だった。僕はもう、全然死んでないんで、すぐ復活する。前に行くだけです。次また、いい試合を見せます。絶対返します。

いい練習といいチームに恵まれているので、このまま進んでいくだけですね。今日試合をして、『自分は天才だな』と思ったので、明日からまた前を向いて頑張ります。次の相手は誰でもいい。

今日は結果として負けちゃったけど、自分も負けた気はしない負けというか、本当に負けたけど負けてないんで。ファンのみんなには、今日すごく悔しい思いをさせてしまって、俺自身も本当にもう言葉では表せない気持ち。

でも、1年前の勝ち星1つもなかった俺が、1年後に斎藤選手と試合してるのは多分誰も想像しなかったと思う。絶対必ず俺は復活するので、ついてきて欲しいと思う。必ず復活します。大丈夫です」