プロボクシング日本スーパーバンタム級13位の福井勝也(26=帝拳)が約1年ぶりの復帰戦に臨む。2日、東京・後楽園ホールで開催される「WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」で、スー・ハンビン(23=韓国)との同級8回戦を控える。3日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、55・3キロでクリア。スーは54・5キロでパスした。

昨年6月にジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)に7回TKO勝ちした際、右手脱臼骨折を負って9月に手術を受けた。右拳の練習開始は今春からだったという。約1年ぶりのリングに向け「(気持ちが)空回りしないように。1年分の思いをぶつけたい。冷静にやれば勝てると思う。タイトル戦線に絡んでいきたいので、そう思われるような試合をみせたい」と待望のカムバックに気持ちを高ぶらせた。

高校総体ライトフライ級優勝などアマ戦績59勝16敗のホープ。4月1日、東京・後楽園ホールで行われた同門の日本スーパーバンタム級7位・那須川天心の公開練習でスパーリングパートナーも務めていた。