日本スーパーバンタム級13位・福井勝也(26=帝拳)が約1年ぶりの復帰戦を飾った。

元韓国同級王者スー・ハンビン(23)との同級8回戦に臨み、6回2分54秒、TKO勝ちを収めた。

3回に左フック5連打、4回に左アッパー4連打とスーを攻め続け、左目上を切り裂き、右目下も腫れあがった。そのまま効果的にパンチをねじ込み続けると6回、スーの右目下内出血の悪化を受けてレフェリーストップ勝ちとなった。

昨年6月、ジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)に7回KO勝ちした際、右手脱臼骨折を負い、悩んだ末、同9月に手術を受けた。右拳での練習再開は今年3月で、それまでは大和心トレーナーとのコンビで左拳のみの練習を継続してきた。

待望のカムバック戦で勝利をもぎ取った福井は、リング上で安堵(あんど)の表情を浮かべていた。