プロレスリング・ノアの「レッスルマジック」(5月4日、両国国技館)で開催される王座戦5試合の調印式が30日に行われた。

GHCヘビー級王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)に挑む清宮海斗(27)は「めんどくせえやつらを片付けて、ようやくGHCへビー級のベルトの前にたどり着きました。1年前、自分がこのベルトを失ってから、ノアの外に出て、プロレス界トップとの差を痛感してきました。オレがノアをさらなる高みに引っ張っていきます。誰もが認めるチャンピオン、ワグナーを倒して、両国でノアの中心に立ちます!」と、“面倒くさいヤツら”拳王、ジェイク・リーを倒した自信をみなぎらせて、力強く宣言した。

一方、王者ワグナーは「海斗と初めて1対1で闘ったのは、3年半前の後楽園ホール。その時は彼が僕に勝ちました。あの時の僕はまだノアに来て間もない頃でした。あれから数年が経ち僕は変わった。家族のためにも必死で努力を重ねてきました。そしてここ日本でチャンピオンになりました。タッグ王者となりナショナル王者にもなった。今はこうして最高のベルトを持っています。あなたがどれほど素晴らしい選手なのか知ってます。ノアを盛り上げている選手なのもわかってます。だけど今この瞬間、僕はまだベルトを守らなくてはいけない。あなたはこのベルトを高めてくれた。だけどワグナーがより高いレベルに上げて行く」と、自分こそがノアのベルトを高めると強調。

「あなたは最高のライバル、若くて素晴らしい選手。もう何年も一緒に闘っているから知ってます。でも今は僕の時代。5月4日の両国でもワグナーの時代は続く。3世代目として日本で闘い、誰よりも上を行くチャンピオンを目指します。5月4日を楽しみにしています。なぜ僕が戦士なのか。なぜアステカ戦士なのか。それ以上になぜチャンピオンであるのかをしっかりと見せてあげます」とベルト死守を誓った。