4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が防衛(WBAスーパー、IBF2度目、WBC、WBO3度目)に成功した。
WBO世界同級2位の元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)の挑戦を受け、7回16秒TKO勝利。デビン・ヘイニー(米国)と並び歴代2位となる4団体統一王者としての2度目の防衛成功となった。
元K-1スーパーバンタム級王者でWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が初防衛に成功した。 同級1位の元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(29=志成)の挑戦を受け、判定勝ちを収めた。ジャッジは115-112が1人、114-113が2人の3-0だった。区切りのボクシング10戦目で、注目カードの日本人対決を制した。
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スーパーバンタム級世界主要4団体統一戦
| 井上尚弥 | ○ | 7回 TKO | ● | TJ・ドヘニー |
試合経過
1回
<日刊採点 井上10-9ドヘニー>
サウスポーのドヘニーは開始から慎重に井上の出方をうかがう。井上も最初の1分はパンチを出さずに様子を見る。中盤にドヘニーの左ボディーブローが先制打も、井上も右強打を2発返す。
1分50秒すぎに井上が右ボディーブローを決める。ドヘニーは警戒して手数が少ない。
2回
<日刊採点 井上10-9ドヘニー>
ファイターのドヘニーが右ジャブを出して距離を取る。井上が右ボディーブローが決まる。1分すぎに井上の右ストレートがボディーにヒットしてドヘニーの頭がロープの外に飛び出す。2分すぎにドヘニーの左ストレートが浅くヒット。終盤に井上がドヘニーをコーナーにつめて連打。ドヘニーは左を狙いすぎか手が出ない。
3回
<日刊採点 井上10-9ドヘニー>
井上が左ジャブを突いてドヘニーを追う。40秒すぎに井上が右ストレートをヒット。ドヘニーの3連打はすべてかわす。中盤にドヘニーが井上のボディーへ連打。終盤に井上の強烈な右がドヘニーの顔面とボディーに決まる。
4回
<日刊採点 井上10-9ドヘニー>
井上が左ジャブを突いて前に出る。ドヘニーが左をボディーへ伸ばす。50秒すぎにドヘニーの左ストレートが2発ヒット。2分すぎに井上の右ボディーストレートでドヘニーがコーナーに下がる。終了間際に井上の右ボディーブローが強烈にヒット。ドヘニーは大丈夫だと手を振る。
5回
<日刊採点 井上10-9ドヘニー>
井上が立ったままインターバルをすごす。開始から井上はガードをかためて下がってドヘニーを誘う。ドヘニーは打ってこない。中盤からドヘニーもパンチを出しはじめる。井上の左ボディーブローが決まる。終盤に井上の左ボデイーブローが決まる。ドヘニーも打ち返す。終了間際にドヘニーの左フックが決まる。
6回
<日刊採点 井上10-9ドヘニー>
開始から両者ともパンチを繰り出して打ち合う。40秒すぎから井上の右ストレート、ボディーブローが決まる。中盤に井上の右ボディーブローでドヘニーの腰が折れる。中盤から井上の右が顔面に再三ヒット。終盤は井上のボディー連打でドヘニーの動きが止まる。
7回
開始から井上が猛ラッシュ。ドヘニーが突然、腰を押さえて崩れ落ちる。腰を痛めたもようで、そのままレフェリーがストップ。
井上尚弥のプロ全戦績
日本人の世界戦通算勝利数
日本人王者の世界戦KO数
井上尚弥とドヘニーの比較表
WBO世界バンタム級タイトルマッチ
| 武居由樹 | ○ | 3-0判定 | ● | 比嘉大吾 |
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試合経過
1回
<日刊採点 武居10-9比嘉>
開始から1分は両者とも距離をとって様子をうかがう。1分すぎに比嘉が強い左フックをダブルで繰り出すも空を切る。身長で7センチ上回る武居はサウスポースタイルから右ジャブを伸ばして距離を取る。長い中盤から武居のリードジャブが当たり始める。比嘉も左フックを振るって前に出る。終盤は再び様子見でお互い手数でず。ともに有効打はなし。
2回
<日刊採点 武居9-10比嘉>
開始から武居が右ジャブを繰り出しながら距離をさぐる。40秒すぎに突然激しい打ち合いに。武居が左フック、左アッパーをヒットさせると、比嘉も強烈な左右フックを返して、武居がロープに下がる。中盤に比嘉の飛び込みざまフックが決まる。武居も左アッパーがヒット、比嘉の腰が落ちる、2分すぎに武居の左アッパーから右フックが決まる。
3回
<日刊採点 武居10-9比嘉>
開始から比嘉が飛び込みながら左ジャブを突く。50秒すぎに中盤に武居の強烈な右アッパーが決まる 中盤に再び武居が左アッパーがヒット。比嘉も左フックを合わせる。後半は比嘉が前に出る、武居もパンチも決める。2分すぎに比嘉が体をくっつけてパンチを繰り出す。残り30秒、武居の右フックで比嘉の動きが止まる。
4回
<日刊採点 武居9-10比嘉>
武居が右ジャブを突く。20秒すぎから比嘉が武居をロープに詰めて猛ラッシュ。左右フックを連打でたたきつける。1分すぎに今度は武居の強烈なアッパーが決まり、比嘉がロープに後退。比嘉の右アッパーがヒット。終盤は武居が右ジャブでペースをつくるが、比嘉も左フックを決める。
5回
<日刊採点 武居10-9比嘉>
序盤は武居が距離を取る。40秒すぎに武居が左アッパー、比嘉は左フックを返す。中盤は距離を取ってジャブの打ち合い。比嘉の強い左ジャブに武居のアゴが上がる。終盤は距離を取ってのアッパーで武居がコントロール。
6回
<日刊採点 武居10-9比嘉>
武居が距離を取って右ジャブを突く。比嘉はなかなか中に入れない。中盤の打ち合いで比嘉の左フックがヒットも単発。武居は遠い距離からの強いワンツー、左アッパーを決まめ。2分過ぎに比嘉は前進して左ボディーを決めるも、武居が左右アッパーで比嘉の動きが止まる。比嘉が右目をカット。
7回
<日刊採点 武居10-9比嘉>
武居が右ジャブから左アッパーが浅くヒット。比嘉も強い左ジャブを合わせる。1分すぎに武居の左アッパーが再び決まる。中盤は比嘉はなかなか懐に飛び込めず。2分すぎに武居の左右アッパーがヒット。比嘉は武居の左アッパーに左フックを合わせる。終了間際、武居が左手をグルグルまわして比嘉を挑発。
8回
<日刊採点 武居10-9比嘉>
武居は足を使って右ジャブを突く。比嘉は前進するが手が出ない。50秒すぎに比嘉が体をつけて武居をロープに押し込んでボディーを連打。中盤は武居が比嘉の飛び込む瞬間に左アッパーを狙い打ち。2分すぎから比嘉が強引に武居をロープに押し込んで連打も、武居も左右アッパーで応戦。
9回
<日刊採点 武居9-10比嘉>
比嘉が強い左ジャブから前へ。20秒すぎから激しい打撃戦に突入。武居をロープに押し込んで比嘉が左右フックを乱打。武居もアッパーを返すが、30秒間の打ち合いは比嘉に軍配。武居は逃れられず。中盤はジャブの相打ち。比嘉が連打でつめるが武居はクリンチで比嘉を浴びせ倒す。武居の右目も腫れ始める。終了間際に比嘉の強烈な右フックが決まる。
10回
<日刊採点 武居9-10比嘉>
比嘉が飛び込んで左フックを当てる。武居も下がりながらワンツーをヒット。1分すぎに左強打の相打ち。武居は左右アッパーも決める。中盤は武居が比嘉の前進を足を使って交わす。2分すぎに比嘉の強い左ジャブが再三ヒット。武居は後退。比嘉が武居をコーナーにつめて連打、ラッシュ。武居は左目の上をカット。
11回
<日刊採点 武居8-10比嘉>
開始早々、比嘉のラッシュで武居がバランスを崩す。比嘉の左ジャブが効果的。中盤は武居の左右アッパーがヒット。ロングレンジからの左右フックも当たる。2分すぎに比嘉の左フックで武居がダウン。立ち上がった武居が比嘉に強打を連打。終盤は比嘉が距離を取って打ち合いを避ける。
12回
<日刊採点 武居10-8比嘉>
武居が右ジャブを突いて前に出る。ロープにつめて左右フックの連打を浴びせる。比嘉が後退して抱きついてクリンチ。比嘉は手が出ない。武居が左右アッパーがヒット。最後まで武居が比嘉を左右連打でめった打ちも、比嘉はダウンなく終了のゴング。
武居由樹のプロ全戦績
WBOバンタム級比較表
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