8日に東京・有明コロシアムでプロボクシングWBC世界バンタム級1位那須川天心(26=帝拳)と対戦するWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)が3日、都内のジムで練習公開した。

那須川を指導する元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナー(41)が公開練習を視察。身長167センチのサウスポーとなる対戦相手の体格や動きをチェックし「身長は想定よりも高いなと。その割にはリーチが長くないかなと思いました」と1ラウンドのシャドーボクシングで感じたサンティリャンの印象を口にした。

アマチュアで200戦以上を経験し、ドミニカ共和国の代表選抜チームにも入っていたサンティリャンは14勝(5KO)1敗のプロ戦績。那須川とはサウスポー同士の世界ランカー対決となるが、粟生トレーナーは「サウスポーを苦にしていないようだけれど、天心は今までのサウスポーとは違うと思いますよ」と不敵な笑み。前日2日には那須川のマスボクシング(軽めのスパーリング)の相手をしたと明かし「俺が結婚式の余興で3年ぐらい前に向き合った時と全然違うやりづらさがあった。良い選手になったなという風に単純に思った。すごく良くなった。あれを捕まえるのは大変だと思う」と自信を口にした。

那須川の速さ、戦略的な動きに対応するのは簡単ではないと強調。粟生トレーナーは「スイッチ入れて向き合ったのは初めてで、(那須川は)7戦目ですけど、そんなに甘くないよと。相手は倍ぐらいのプロ戦績ですが、それぐらいでは現れるような対戦相手ではない」と那須川の急成長ぶりに太鼓判を押していた。