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第5回大相撲総選挙
取材後記
新風を巻き込むニューカマーに期待/渡辺記者
- 夏場所12日目、照ノ富士(右)を押し出す稀勢の里
1位 稀勢の里 6位 勢 2位 遠藤 7位 豪栄道 3位 安美錦 8位 白鵬 4位 日馬富士 9位 照ノ富士 5位 琴奨菊 10位 琴勇輝
ほぼ四半世紀ぶりに相撲担当に復帰し、総選挙予想に初参戦した昨年は、トップ10入りの力士を4人外し、大惨敗を喫した。その教訓を生かし、さまざまな角度から分析、検証した結果、今回は琴奨菊と琴勇輝の2人外し(予想を外しトップ10入りしたのは妙義龍と正代)にとどめた。50も半ばにさしかかった記者としては当然の読みで、面目躍如…。
と偉そうに書いたが、稀勢の里の1位以外の2位以下に誰が入るかなど、推測不可能だった。頼ったのは…、恥ずかしながら昨年のランク。相撲人気は昨年から「高め安定」の領域に入っている。ならば、昨年のトップ10入り力士に大きな成績の崩れがなければ、確実にランクインしているに違いない。昨年の順位をもとに、多少は前後させて予想したまでだった。
そんな安易な? 読み通り、トップ10の入れ替えは引退した旭天鵬(大島親方)に代わって入った正代のみ。「相撲人気アップの一助になれば」と数多くのメディアに露出した琴奨菊の圏外は意外だったが、好角家のひいき筋は、ほぼ固まっているのが現状か。新風を巻き込むニューカマーに期待したい。【渡辺佳彦】