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第5回大相撲総選挙

取材後記

真摯に土俵と向き合う正代、錦木が中位以上に食い込む/佐々木デスク

夏場所9日目 御嶽海(右)の押し倒しでカエルジャンプのように跳ねる栃ノ心夏場所9日目 御嶽海(右)の押し倒しでカエルジャンプのように跳ねる栃ノ心
1位稀勢の里6位琴勇輝
2位安美錦7位日馬富士
3位8位妙義龍
4位遠藤9位白鵬
5位豪栄道10位豊ノ島

 投票いただいた皆さま、本当にありがとうございました。書き込まれたコメントの多くには熱い思いが込められていて、共感しながら読ませていただきました。

 上位の顔触れは大きくは変わりませんでしたが、幕内3場所目の正代、新入幕の錦木が中位以上に食い込んできました。2人とも基本に忠実な四つ相撲で、決して派手な技を繰り出すわけでもなく、パフォーマンスもなければ、大きなことも言わない。それでも真摯に土俵と向き合う姿勢は、自然にファンの心に伝わったのでしょう。よく見ているなと感じました。

 もともと、大相撲総選挙は、大相撲への関心を高めてもらいたいとの思いで始めました。実力第一の番付社会にとっては掟破りの企画ですが、必ずしも番付と人気が一致しないところが面白さでもあります。年を追うごとに、関取衆にも気にしてもらえる企画になってきました。

 ただし、ファンの方々のごひいきはそれぞれ。今回の人気番付もあくまで現行方式での結果にすぎません。いくつもの楽しみ方がある大相撲の一面として、総選挙をとらえていただけるとありがたいです。【担当デスク=佐々木一郎】

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