西前頭13枚目の豊響(30=境川)が、16日の31歳の誕生日を前に“ダブル連敗”を止めた。

 朝赤龍(34=高砂)の変化にしっかり反応して押し出し、3日目から続いていた連敗を「5」で止めて「変わってくることも頭に入れて、もろ手でよく見てやれました」とひと安心。

 もう1つ、6日目の自身の黒星から続いていた境川部屋幕内勢の連敗も「10」でストップ。先鋒(せんぽう)としての役割を果たし「良かったあ」と胸をなでおろした。

 福岡の隣県山口県出身で、ご当所力士の1人。8日目での3勝目に「あと全部勝てば10番なんで。そういう気持ちでいきたい」と気合を入れ直した。