大相撲夏巡業が26日、埼玉・所沢市で行われ、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、2日続けて土俵に上がり仕上がり具合をアピールした。

 三番稽古の相手を「昨日、今日でどこまで感覚が上がったか」を確かめるために、2日続けて平幕の大栄翔を指名。春場所で負傷した左上腕の感触を確かめる慎重な取り口ながらも、7勝2敗だった。「良い感じだね」と手応えを口にしながらも「でもまだまだだと思うし、焦らず平常心でやる。しっかり自分のペースを守ってやれるかで全てが決まる」とさらに仕上がりに磨きをかけて、秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)での復活を狙う。