西前頭13枚目の朝乃山(24=高砂)が逆転で妙義龍を破って3敗を守り、優勝の可能性を残した。

 土俵際に押し込まれたが、上体を起こされながらも右を差すと盛り返し、攻めて寄り切った。直前の取組で同期の豊山が、先に10勝目を挙げ「刺激になった」と発奮。新入幕の昨年秋場所以来、2度目の2ケタ白星に終始笑顔だった。今日14日目の遠藤戦へ「人気力士を倒して僕が人気力士になりたい」と気合を入れた。