大相撲初場所(来年1月13日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表された25日、東十両13枚目の旭秀鵬(30=友綱)が東京・墨田区内にある友綱部屋で、同郷のモンゴル出身で25歳のバザルスレン・ソフダエルデネ夫人と結婚会見を開いた。

語学留学して来日7年の夫人とは、4年前から交際をスタートし、昨年10月2日に婚姻届を提出しており、既に2歳1カ月と7カ月の2女がいる。昨年3月の春場所が直近では最後の幕内在位で来年初場所が11場所連続の十両。「本当ならもっと早く発表をしたかった。幕内に戻って(番付が)安定してから、のつもりがケガが良くならなくて、なかなか(幕内に)戻れなくて遅くなりました」と旭秀鵬は説明した。

ただ、少しばかり神妙な表情を浮かべたのは、この冒頭のあいさつだけ。各界屈指のイケメンと評判の男は、目尻をダラーッと下げながら終始、抑えきれない笑みを、一生の伴侶とともに浮かべていた。

父が外科医、母が内科医の夫人は、語学留学のため来日したとあって、日本語も流ちょうに話す。才色兼備の伴侶を横に、この日、初めて和服姿を見たという旭秀鵬は「ビックリした。きれいです」とデレーッ。第一印象は「かわいいなぁと思った。優しいし。料理もうまくて、おいしいものを考えて、いっぱい作ってくれる。焼きうどんに似ているモンゴル料理とか。日本食? カレーです。あっ、いやっ、カレーは日本料理じゃない?」と首をひねると夫人が「違う」と突っ込むなど、和気あいあいの結婚会見となった。

どんな家庭をつくりたいかの問いに、夫人は「関取が相撲に集中できるように支えたいです。家では世界一、優しいお父さんです」。そう話す美人妻を横に旭秀鵬も「もっと強くなって番付を上げて、奥さんや子どもたちを、ちゃんと守りたい。責任を持って3人のために頑張っていきたい。とりあえず頑張って三役とかになりたいです」と心機一転を誓っていた。