日本相撲協会の尾車事業部長(61=元大関琴風)は26日、大阪市内で行われた力士会に出席後、力士(競技者)規定が今月8日の理事会で改定され「過度な験担ぎによる髭(ひげ)などは禁止である」といった条文が加えられたことを明かした。

これまで「力士は、身体を清潔に保たなければならない」としか明記されていなかったが、今回は他に伸びた爪、入れ墨なども禁止すると記載。守られなかった場合について尾車部長は「執行部か審判部が呼んで注意する」と話した。

また現在は白や黒のものが多い目立つ包帯やサポーターなどについては、肌色のものを着用することを求めたという。同部長は「お客さんが見て、見苦しくないというのが1番」と理由を説明したが、もみあげについては、ひげとつながらなければ許容の構えだ。これを受けて力士会会長の横綱鶴竜は「大事なことなので、しっかりやっていきたい」と、同意していた。