元関脇麒麟児の先代北陣親方(本名・垂沢和春)が67歳で死去し、親戚でもある幕内格行司の式守錦太夫(47=二所ノ関)が故人を悼んだ。

先代北陣親方は、錦太夫にとって義理の叔父。母の妹が、先代北陣親方の妻だった。錦太夫は「僕が中2の時に『行司になってみないか?』と誘われました。この世界に入って三十数年ですけど、やっぱり何度もくじけそうになったことがあるわけで、そのつど支えてくれたのが親方。今日の自分があるのは親方のおかげだと実感しています」と感謝した。