日本相撲協会は20日、新型コロナウイルス感染が判明した十両東龍が所属する玉ノ井部屋の親方、力士ら関係者がPCR検査を受け、全員が陰性だったことを発表した。

代表による電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明らかにした。

東龍は前日19日に発熱のため抗原検査を受けたところ、陽性が判明した。芝田山広報部長によると「昨日(19日)玉ノ井親方から電話があり『4日前に(東龍は)稽古した。ただ保健所からは(他の力士らは)濃厚接触に当たらないと言われた』と言っていた」と濃厚接触者とは認定されなかったものの「念のため検査を受けみんな陰性だった」と、協会の判断でPCR検査を実施した。

玉ノ井部屋では昨年9月に集団感染が発生し、師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)や所属する力士は同月の秋場所を全休した。当時、東龍は感染していなかった。