プロ野球の阪神は、5月14日から勝ちと負けが交互に15試合続き、話題になっている。5日のソフトバンク戦で敗れると、DeNAが昨年マークしたプロ野球記録の16試合に並ぶ。

相撲界では、白星と黒星が交互に並ぶことを「ヌケヌケ」という。1場所15日間ヌケヌケが続いた例は、幕内ではない。十両で直近に記録したのは、2004年九州場所の玉飛鳥(現在の熊ケ谷親方)。初日は白星で始まったため、8勝7敗で勝ち越した。当時21歳だった玉飛鳥は千秋楽の取組後「調子がいいのか悪いのか分からない。意識はしていなかったけど、周りからはよく言われました」とコメントしている。玉飛鳥は次の本場所初日は黒星(2日目も黒星)だったため、場所またぎでのヌケヌケは16日間に及んだ。

ちなみに阪神ファンであることが理由で四股名になった朝阪神(高砂)は、5月の夏場所で新三段目に昇進。初日白星からヌケヌケとなり、○●○●○●の3勝3敗で迎えた7番相撲は黒星。ヌケヌケは脱出したものの、負け越してしまった。