日本相撲協会審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は名古屋場所初日の4日、先場所12勝3敗で優勝同点だった大関貴景勝(24=常盤山)の綱とりについて「レベルが高い優勝。全勝優勝くらい」が求められるとの見解を示した。

横綱昇進の内規は「2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績」。内規通りなら先場所優勝の大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)と同じく、貴景勝も今場所は綱とりに位置づけられるが、伊勢ケ浜部長は「ただ優勝すればいいというわけじゃない。レベルが高い優勝。全勝優勝くらい。そうすればそういう声も出るんじゃないの」と、終盤戦までの成績次第では機運が高まるとした。