日本相撲協会は23日、大相撲初場所が開催されている両国国技館内で同場所の三賞選考委員会を開き、千秋楽の結果に関係なく、受賞力士が決まった。

殊勲賞は、14日目に優勝争いでトップを並走する横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)に土を付けた、西前頭6枚目の阿炎(27=錣山)が受賞した。三賞は過去、3度の敢闘賞はあるが、殊勲賞は初受賞となった。

敢闘賞は、阿炎同様に11勝3敗で優勝の可能性を残し、千秋楽で直接対決する東前頭14枚目の琴ノ若(24=佐渡ケ嶽)が、昨年7月の名古屋場所以来、2度目の敢闘賞受賞(三賞も2度目)となった。

技能賞は、14日目時点で単独トップに立った関脇御嶽海(29=出羽海)が18年7月の名古屋場所以来、3度目の受賞となった。三賞は殊勲賞を受賞した20年7月場所以来で、三賞通算は10度目(殊勲賞6、敢闘賞1、技能賞3)となった。