大関経験者の東幕下15枚目朝乃山(28=高砂)が、西幕下5枚目湘南乃海(24=高田川)を寄り切りで下して5連勝とした。立ち合いで右は差せなかったが、左が入って前へ。湘南乃海に右上手を与え、引かれたが足を運んで寄り切った。来場所での再十両が確実となる7戦全勝まで、あと2勝と迫った。

この日の取組は、午後2時15分の十両土俵入り後に行われた。6場所出場停止処分から明けた7月の名古屋場所以降、最も遅い時間での取組。祝日ということも相まって、これまでよりも多くの観客から花道を通る時や取組後に拍手を受けた。一番相撲から取組後は取材に応じていたが、この日は今場所初めて取材に応じずに会場を後にした。