16枚の番付差など何のその、若さの勢いが止まらない! 19歳の新入幕で幕尻(西前頭17枚目)の伯桜鵬(19=宮城野)が、優勝争いで単独トップを走る東前頭筆頭の錦木(32=伊勢ノ海)を破り、3敗に引きずり下ろすとともに、自らも3敗をキープ。残り2日で優勝争いに残った。
左四つの体勢から、腰の重い錦木の寄りを、体を反らしながら懸命に残した。体勢を立て直すと、相手に右上手を与えず土俵中央でガップリ四つ。錦木が出ようとした瞬間を逃さず、天性の相撲勘を生かすように、左からの内掛けを鮮やかに決め、錦木をなぎ倒した。
報道対応した日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も、うなるように「よく残りましたね。(錦木は伯桜鵬と)当たってないし、相撲も見てないだろうから内掛けが来るとはね」と話した。さらに感嘆するように「いい度胸をしている。大したもんですよ」と続けた。
14日目は、やはり単独トップの2敗を守った北勝富士(21=八角)との大一番。ここでも引きずり下ろせば、3敗でトップに並んで千秋楽を迎えることになる。自分の弟子との対戦となるが、八角理事長は「勢いに乗っている感じがする」とここでも伯桜鵬について言及。愛弟子の北勝富士については、単独トップに立ち優勝に一番近い位置につけてはいるものの「まだ(優勝は)見えてないでしょう、まだまだ。明日じゃない?」と触れるにとどめた。

