Netflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」で、無敵のモンスター「静内」を演じた住洋樹(34)が、活躍の場を日米に広げている。大相撲の元十両飛翔富士として活躍した体格を生かし、現在公開中のキアヌ・リーブス主演映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」にも出演。9日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れ、インタビューに応じた。【取材・構成=佐々木一郎】
-公開中の映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」で、真田広之演じるシマヅの用心棒役を務めています。出演のきっかけは
「決まったのは、サンクチュアリを撮影していた2021年です。シリーズを最初から見ていたので、うれしかったですね。エージェントから連絡があり、21年の6月22日から約1カ月間、ベルリンに行って撮影しました。Netflix側からOKが出て、ジョン・ウィックの撮影が終わった後、サンクチュアリに戻りました」
-ベルリンではどのように過ごしましたか
「スタジオの中にトレーニングルームがあり、アクションシーンの練習をしました。浴衣が鋼鉄でできている設定で、相撲の動きを入れながら相手を倒す練習を繰り返しました。真田さんとかキアヌ・リーブスさんも練習をしていました」
-真田さんから学ぶことはありましたか
「すごく気を使ってくれて、浴衣はこう着てたらいいとか帯はこうした方がいいとか教えてくれました。真田さんは1つ1つの動作、例えばおじぎをする仕方でももう少し下げた方がいいか、こだわりがすごい。英語も達者で、ハリウッドで生きていける理由が分かりました。めっちゃいい人で、『分からないことがあったら、何でも聞いてね』と言ってもらえました」
-キアヌ・リーブスさんの印象はいかがですか
「大スターなのに気さく。トレーニングも見ましたが、汗だくになりながら常に真剣なんですよ。大スターでも、そういうの心がけている。『日本から来ました』とあいさつすると、『ありがとう』と言ってもらえました」
-出演した反響はどうですか
「エゴサすることが多いんですが、『静内がジョン・ウィックに出ている。さすが静内、銃弾もものともしない』っていう書き込みもありました。反響はありがたいです」
-サンクチュアリの反響も大きかったと思います
「どこに行っても言われます。この前、相撲の世界選手権のために米国代表のアマチュア選手を連れて、高砂部屋、浅香山部屋、宮城野部屋に行きました。彼らの土俵はマット。世界選手権のために、砂の土俵に慣れさせないといけないので。浅香山部屋のおかみさんからも『サンクチュアリ見たよ。よかったね』と言ってもらえました。『シーズン2はまだなんですか?』ともよく言われる。高砂部屋に行ったら、(行司の)木村朝之助さんから「めっちゃファンです。写真撮ってください」と言われましたが、一門の兄弟子なので恐れ多いことでした」
-サンクチュアリがきっかけで大相撲に興味を持つ人が増えた印象です
「増えていると思います。僕は、相撲界とサンクチュアリがコラボしたらいいのになと思います。相撲の活性化につながるでしょうし、相撲が好きな人が増えたらいいなと思います。ただし、サンクチュアリは相撲界のタブーも描いた。そういう面があるから、コラボはできないのかもしれません。でも、サンクチュアリで相撲が好きになった人は多いと思いますよ」
-最近のほかの活動は
「ユーチューブやTikTok(ティックトック)の撮影のために呼ばれて、イギリスに行ったり、ドバイに行ったりもしています」
-今後はどういう活動をしていきたいですか
「事業(飲食店など)もやっているので、その事業もやりつつ、俳優一本でやりたい気持ちもあります。地元の神戸や、スポンサーを集めて、世界に土俵を作りたい。英語の勉強もしたい。静内がしゃべらない役なので、寡黙だと思われているようですが、僕はよくしゃべるので。期待に応えますので、バラエティー番組などにも呼んでいただきたいですね」
-現在の体重は
「255キロです。過去最高ですが、健康診断を受けてもどこも悪くない。でも、おかんからは『死ぬぞ』と怒られます。200キロまではダイエットしたいですね」
◆住洋樹(すみ・ひろき)1989年(平成元年)7月14日、神戸市兵庫区生まれ。中村部屋に入門し、2005年春初土俵。しこ名は、07年名古屋場所で住から飛翔富士に改名。2011年秋場所で新十両昇進を果たした。17年初場所限りで引退。通算234勝197敗47休。引退後は飲食店経営のほか、18年4月に米プロレス団体WWEのリングに上がった。
◆プレゼント 住さんのサイン入り色紙を抽選で3人にプレゼントします。希望する方は、ハガキに住所と氏名を明記の上、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社デジタル編集部静内係までご応募ください。10月20日の消印有効です。

